大郷粕川を元気にする協議会

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有機・無農薬野菜・農業体験研修



農業体験報告書


内  容:枝豆収穫とずんだ餅作り体験
開 催 日:2024 年 9 月14 日(土)
開催場所:大郷町土手崎 DS ファーム圃場 土手崎分館
開催時間:10:00~14:00 頃
参 加 費:大人1,500 円(税込み) 子供 500 円(税込み)
参 加 者:16 名 アンケート回答者11名


【目的】
本農業体験イベントは、地域農業の魅力を伝え、参加者が実際に農作業を体験することで、農業や食文化への理解を深めることを目的としている。また、親子や個人、友人、グループといった多様な参加者を迎えることで、地域コミュニティの活性化や、農業を通じた持続可能な社会の形成を推進する。特に、地元の特産品である枝豆や大豆を通じて、農作業の楽しさや大変さを体感し、地域の食文化への関心を高めることを目指している。
1.性別

 
 - 女性7 名
 - 男性4 名
2.年代
 - 10代:3名
 - 30代:3名
 - 60歳以上:4名

【分析】
性別: 女性7名、男性4名。女性の参加者が多数を占めている点が特徴。
イベントが女性に魅力的である反面、男性参加者の少なさが課題。
原因の考察: イベント内容やプロモーションが女性向けに偏っている可能性あり。特に、料理や農業体験といった要素が女性に好まれる傾向が見られるため、男性向けの内容やアプローチが不足していると考えられる。
年代: 10代(3名)、30代(3名)、60歳以上(4名)に集中。20代、40代、50代の参加者が極端に少ない。
原因の考察: 若年層(10代)や高齢層(60 歳以上)には家族向けや地域振興を通じたプロモーションが届いていますが、働き盛りの20代~50代には、イベントがライフスタイルに合わない、または興味が引かれにくいと考えられる。

【改善提案】
男性参加者の増加: 男性が興味を持てるコンテンツや体験型のアクティビティを増やす。
たとえば、料理だけでなく、地域の歴史や技術に関連した体験型ワークショップ、力を使った作業やDIY 体験などを検討。
20代~50代向けプロモーション: 仕事や家庭に忙しい世代にアピールできる柔軟な時間帯での開催を提案。また、20代~50代の関心が高い持続可能な農業や健康志向の食文化に焦点を当てたイベントを検討。

3. イベント参加のきっかけ
 
 - 友人に誘われた:4名
 - イベント内容に興味があった:4名
 - 教育・学習の一環:2名
 - 協議会からのメール:1名

【分析】
友人に誘われた(4名)、イベント内容に興味があった(4名)、教育・学習の一環(2名)、協議会からのメール(1名)。
友人紹介や口コミが重要な集客手段であり、全体の半数が友人を通じて参加している。
対面やSNS での紹介が、参加者のモチベーションに大きな影響を与えていると考えられる。
教育・学習の一環として参加した2 名は、おそらく学校や学習機関からのアプローチがきっかけ。教育機関との連携が一定の効果を発揮している。さらなる広がりが必要。

【改善提案】
口コミによる集客強化:友人紹介制度や参加者がSNSでシェアしたくなるような魅力的なコンテンツを増やす。紹介者への割引や特典、SNS キャンペーンを導入し、参加者の口コミ効果を拡大。
教育機関との提携:地元の学校や学習施設と提携し、体験型学習の場としての活用を広げます。特に、フィールドワークや農業体験を通じた「食育」や「環境教育」に関連したプログラムを提供し、学校の授業や地域学習の一環として活用してもらう。

4. 参加形態
 
 - 親子:5名
 - 個人:4名
 - 会社の仲間:1名
 - 友人:1名

【分析】
親子参加(5名)が最も多く、次に個人参加(4名)、会社の仲間(1名)、友人(1名)。
家族で参加できるイベントとしての認知が高く、親子での参加が多い点が特徴。親子参加はイベントのターゲット層として引き続き重要であり、親子連れ向けの企画をさらに強化することが有効。
一方、会社仲間や友人同士での参加は少なく、グループ向けの参加形態が増える余地がある。

【改善提案】
親子向けプログラムの強化: 親子で楽しめる体験をさらに充実させ、家族向けのイベントとしての地位を確立。たとえば、子ども向けのワークショップや親子共同のアクティビティを充実させ、イベント全体を家族で楽しめる内容にする。
グループ向け企画の提案: コミュニケーション強化を目的とした企業向けイベントを企画。
例えば、会社の仲間で協力して行う農作業や料理体験、職場で楽しめる軽い運動を取り入れたプログラムを提案。

5. イベントの満足度
 
 - とても満足:9名
 - まぁまぁ満足:1名
 - 無回答:1名

【分析】
とても満足(9名)、まぁまぁ満足(1名)、無回答(1名)。
ほとんどの参加者が「とても満足」と回答しており、イベント内容に対して高い評価が得られている。特に枝豆の収穫やずんだ作りのプロセスが好評で、参加者が実際に手を動かす体験が満足感を高めている。
一方、「まぁまぁ満足」と回答した参加者が1 名いますが、その理由については深掘りが必要。

【改善提案】
「まぁまぁ満足」の理由を把握する: 満足度が100%に近いものの、「まぁまぁ」と答えた参加者の理由を特定し、さらなる改善策を導入。たとえば、フィードバックをより詳細に収集する仕組みを整え、具体的な改善点を探る。
ポジティブな体験をさらに強化: ずんだ作りや枝豆収穫など、実際に手を動かす体験は非常に好評。こうした体験型のアクティビティをより充実させ、参加者に「特別感」を与えるプログラムを追加する。

6. 印象に残ったことと学んだこと
・豆をつぶすのがとても大変でした。
・皆さんの味付けを教えて頂き感謝します。
・もちのうまさと粕川の農地の広さと大豆が印象的
・すりばちなどの道具
・薄皮むき
・枝豆をもぎ取る作業。みなさんアットホームな雰囲気。
・枝豆をもぎとる作業・・・とても大変だと分かりました。農家さんに感謝。
・町内の方々に参加してほしいと思いました。
・豆の種類がいっぱいある事にびっくりです。
・地元の方々とも交流(ファーム代表)できたのは良かった。
・枝豆の食べ比べでミヤギシロメの方が美味しく感じた。
・枝豆を畑でとる作業より、枝からもぎ取る作業の方が大変だと知りました。
・大郷は農業がさかんだと改めて思いました等・・・
「ずんだ作りの手間」「枝豆の潰し方」「道具の使い方」が特に印象に残ったとの声が多くあった。
ずんだ作りや枝豆の収穫を通じて「手間」や「力が必要」という発見が多くの参加者にとって興味深いポイントとなっている。

【分析】
参加者からは、「ずんだ作りの手間」や「枝豆の潰し方」、「道具の使い方」が特に印象に残ったとの声が多く聞かれた。これにより、参加者が体験を通じて「手間」や「作業の大変さ」を実感していることが分かりる。
農業や食材への理解が深まり、地域農業のプロモーションとしても効果があることが示されている。

【改善提案】
体験型学習の強化: 農作業や料理体験を通じて学びを得る場としてのイベントの位置づけを強化する。たとえば、作業の背景や道具の使い方に関する説明をさらに充実させ、参加者がより深く理解できるようにする。また、体験の前後に講義やデモンストレーションを追加し、学びの価値を高める。

7. 参加しやすい日時
 
 - 土日祝の午前:7名
 - 土日祝の午後:3名
 - いつでも良い:2名

【分析】
土日祝の午前(7名)が最も多く、午後(3名)、いつでも良い(2名)という結果。
土日祝の午前が最も人気であり、午後にも一定の需要が見られます。平日の開催はあまりニーズがないため、休日を中心にイベントを設計することが重要。

【改善提案】
午前・午後2回制の導入: 土日祝の午前中に重点を置きながら、午後にも回を設けることで、より多くの参加者に対応。家族連れや午前中の参加が難しい人たちにもイベント参加の機会を提供できる。
柔軟なスケジューリング: 平日参加が難しい層に向け、土日祝を中心に時間を柔軟に設定します。特に、夕方から夜にかけてのイベントも検討し、幅広いライフスタイルに合わせた対応を図ります。

8. 参加しやすい価格
 
 - 1000円:6名
 - 2000円:4名
 - 3000円:1名
 - 500円:1名

【分析】
1000 円(6名)〜2000円(4名)が多く、3000円(1名)、500円(1名)。
多くの参加者が1000円〜2000円の価格帯を望んでおり、この範囲での価格設定が参加者のニーズに合っていると考える。

【改善提案】
価格帯の維持と調整: 参加者の大多数が1000円〜2000円の価格帯を希望しているため、この範囲内での価格設定を維持しつつ、プログラムの内容に応じて価格を調整。特に、追加の体験や特別なワークショップにはやや高めの料金設定を検討し、参加者が支払う価値を感じるようにする。

9. 他にしてみたいイベント内容
- おせち料理やうどん作り、豆腐作り、芋煮会など、食に関連したイベントが多く挙げられた。

【分析】
おせち料理、うどん作り、豆腐作り、芋煮会など、食に関連したイベントが多く挙げられ参加者の関心が高いのは、やはり「食」に関連するイベントであり、地域の食材や伝統的な料理に興味を持っていることが分かる。

【改善提案】
季節ごとの食文化イベントを計画: 例えば、秋には「芋煮会」、冬には「おせち作り」や「鍋料理体験」、春には「うどん作り」など、季節ごとの行事に合わせたイベントを定期的に開催。地域の伝統食文化を活かしたイベントを通じて、農業と食の結びつきを強調し、参加者の関心を引き続き引きつけることが重要。

10. その他の意見
- 「町内の方々にも参加してほしい」「ずっと続けてほしい」といった地元に対する期待や感謝の声が寄せられた。

【分析】
「町内の方々にも参加してほしい」「ずっと続けてほしい」という声が上がっており、地域住民やリピーターの参加が期待されています。

【改善提案】
地域との連携強化: 地域住民向けの特別割引や、町内の企業・団体とのコラボイベントを計画することで、地域密着型のイベントにする。

総合的な分析と改善提案
【総合的な分析】
今回のアンケート結果から、イベントの成功と改善の余地が見えた。イベントは全体的に高い満足度を得ており、特に親子連れや女性参加者に支持された。一方で、特定の世代や性別、参加形態においてはさらなる集客の余地があり、また満足度においても微細な改善が可能。参加者の多くは友人紹介や口コミでイベントに参加しており、イベント内容への関心や学習目的も一定の集客効果を発揮している。
特に、「枝豆の収穫」や「ずんだ作り」といった体験型のアクティビティが評価され、手を動かすことで得られる達成感が大きな満足要因となっていることがわかる。しかし、男性参加者や働き盛りの世代(20代~50代)からの参加が少なく、また参加者が集中している年代や性別の偏りも見られることから、ターゲット層を広げる必要があると考えられる。

【改善提案】
1. ターゲット層の拡大
男性参加者の増加: 男性向けに特化したコンテンツを企画することで、男性参加者を増やす。例えば、農業技術の体験、力を使った作業、自然や技術に関連したワークショップを検討する。
20代〜50代へのアプローチ強化: 働き盛りの世代にとって魅力的な体験や、ライフスタイルに合った柔軟なスケジュールでの開催(夕方や夜間のイベントなど)を導入。また、環境意識や健康志向の高い層にアピールできる持続可能な農業体験や食育にフォーカスした内容も検討する。
2. イベントの多様化
親子連れ向けの強化: 既に親子連れの参加が多く、好評であるため、さらに子どもも楽しめるアクティビティや親子共同で参加できるプログラムを増やす。例えば、農作業の教育的要素を強調し、簡単なワークショップやゲーム形式の体験を追加する。
グループ向けイベントの導入: 団体向けのチームビルディングやグループで協力するアクティビティを取り入れ、地域振興の一環としてのイベントを提案。これにより、働く世代やグループ参加の増加が期待できる。
3. プロモーションの強化
口コミの活用: 友人紹介や口コミが集客の要となっているため、SNSでのシェアや友人紹介制度を強化。参加者がイベントの写真や体験談を自然にシェアできるキャンペーンを導入し、集客を促進する。
地域連携の強化: 地元住民や教育機関との連携をさらに強化。学校や学習機関と提携し、教育・学習プログラムの一環として利用できる場を提供。また、地域住民向けの特典や地域の企業とコラボレーションしたイベントを計画し、地域密着型のアプローチを強化する。
4. 体験型学習の充実
体験プロセスの充実: 農業体験や食文化の体験において、より深く学べる内容を導入。たとえば、収穫や料理の手順に関する説明や、地域の伝統的な食文化に関する背景情報を提供し、参加者の学びを深める。
季節ごとのイベント企画: 参加者の要望に応じ、季節ごとに異なるテーマの食文化や農業体験イベントを計画。おせち料理、うどん作り、芋煮会など、地域の伝統行事に合わせたイベントを定期的に開催し、リピーターを確保する。
5. 時間帯と料金設定の柔軟化
時間帯の多様化: 土日祝の午前中の開催に加え、午後や夕方、夜間のイベントも導入し、多様な参加者層に対応。特に、仕事帰りの参加や、午後からの家族連れが参加できるに柔軟なスケジュールを検討する。
料金設定の適正化: 1000円〜2000円の価格帯が望まれているため、基本的にはこの価格帯を維持しつつ、特別な体験や追加オプションにはプレミアム価格を設定する。特に、食材や体験内容の充実度に応じた料金設定を柔軟に行う。

【まとめ】
今回のイベントは、参加者から非常に高い評価を得ており、特に親子連れや地域の農業・食文化に興味を持つ層にとって、魅力的な体験となった。しかし、参加者の性別や年齢層に偏りが見られたため、今後は男性や働く世代に向けたアプローチを強化し、ターゲット層を拡大することでさらなる発展が期待できる。また、口コミやSNSを活用したプロモーションの強化や、地域との連携を深め、地域住民や教育機関との協力を強化することが、今後のイベント成功に寄与すると考えられる。さらに、受付方法をQR コードのみに限定したことで、一部参加希望者が参加できない事態が発生した。今後は受付方法の改善も検討する。



味噌作り体験アンケート結果について


 大郷粕川を元気にする協議会では、味噌作りを通じて、食材の多様性と食の楽しさの体験と地域で生産された材料を使用することで、地元の農産物の価値を高め、地元経済を支える目的で、2024年1月27日(土)に「味噌作り体験イベント」を開催した。
 本イベントの参加者を対象にアンケートを実施し、その結果を取りまとめました。

 

上記の理由を教えてください
・みその作り方をあらためて学んだ(子供の頃に経験はあったが)
・とっても分かりやすく、みんなでこねたりするのが楽しかった。
・面白かったです。豚汁も嬉しいです。
・大郷小の職員として体験できて良かったです。これで子供たちに堂々と教えられます。
・いろんな人と関わりながら作れたから
・若い方たちと話をしながら楽しかった。
・最初はとても心配だったが、いろんな方がやさしく教えてくれたので、うまく作れました。それにとても満足しています。
・親切におしえていただきました。出来上が楽しみです。
・とても楽しくみそ作りができたので、出来上がりが楽しみです。
・前処理の大変なことがわかったので、作り作業だけではもうしわけなく思った。
・みそを自分で作ってみたいと思ったけど、保存方法にちょっと不安
・体を使って出来たこと
・初めてやったので、すべてにおいて興味がありました。熱中してたのしくやることが出来ました。
・大豆をつぶすのが楽しかった
・初めての体験がたのしくできた
・皆が楽しく作業した
・おしえてくれる方が一人では足りないかな
・地域の人と関わりながらみそを作れてとても楽しかったから

イベント内容で印象に残ったことはありますか
・大豆つぶし
・豆を一生懸命にこねて、丸くかためるところです。
・老若男女が参加してしたこと。
・色々な方々が楽しく交流しながら、みそ作りをしていたのがとても印象的です。
・豆をつぶすのが大変だったこと
・豆がおもったより一個づつつぶすのは大変です。
・豆をつぶすのが大変だったこと
・講師の巡回が少ない。材料費をもう少し安くならないのかな。
・講師の先生から進行内容の指示が出されると、もっとスムーズに進行するかな・・と感じました。
・地元産の大豆、こうじを手作りした話しには感じ入った
・みそをつくる前段階を全て用意していただいてので、セットで(メニューも記載して)道の駅で売っていたらいいのかなあ・・
・男性が少ないとお話ししていましたが、男性の参加者も楽しそうに作業されていたところ
・いろいろ聞くと教えてくれたので、それが良かったと思います。また、自分でこうじは買って作ってみたいと思います。
・参加者の皆さんとのふれあいが楽しかった
・たくさん豆をつぶして細かく細かくペースト状にしたこと
・創意工夫により様々な手法を使った
・みんなで楽しみながらみそを作ったこと

イベント内容で学んだことやきづいたことはありますか
・みそを作るのは大変だし、時間がかかるということが分かりました。
・薬師農産のこと、みそづくりで大事なこと ・シンプルな材料だけど、つぶすなど意外と大変な作業だなと思いました。
・町の人などと交流するのは楽しく、新しい知識がたくさんあって、もっと自分の町の人と関わりたくなった。
・豆はなるべくのこさないこと・空気をぬくこと
・日常の食につながるので良いと思う
・空気を抜いて、たたきつける!
・郷土の料理のベースとなる味噌を作ることは食の原点だと思った。
・大変親切に対応してくれたので良かったと思います。
・みそ作りの工程
・みそ作りがすごく体力がいること!10ヵ月もかかることでおいしくなること。また菌を配慮しないとカビてしまうこと。
・地域の人達とのつながりができるので、このようなイベントには積極的に参加することは大切なことだと学びました。

 

ほかにしてみたいと思うイベント内容はありますか
・豆腐作り
・クッキー作り
・おかし作り、料理教室とクラスの小学6年生が言っていました!
・クッキー作り 昔ながらの遊びを学べるイベント
・おかし作り
・豆腐つくりも地元産大豆なので是非実現してください。
・豆腐づくり
・そば打ちをやりたいと思います。
・野菜の料理教室
・そば打ち体験

その他、ご意見をお聞かせください。
・ありがとうございました。出来上がるのが楽しみです。
・とても楽しかったです。ありがとうございました。
・4キロで作ったので、大きな袋で作った方がやりやすかったかな。豆がくっつくのでムダが出るので最初から大きな袋が良いと思います。
・とにかく、楽しく勉強になりました。ありがとうございます。
・多様な体験の組み合わせ(体験+食+地域資源めぐり)3点セットで年間四季を通じた取り組みを願う。
・年何回かの定期コースがあれば楽しみ!
・今日はありがとうございました。とても楽しかったです。
・参加する方法を聞いたのでホームページを見る様にしたいと思います。色々な人と友達になれたことが良かったです。
・今日はありがとうございました。とても楽しく勉強になりました。

アンケート結果を総合すると、参加者は主に女性であり、特に10代と60歳以上の年代に注目があります。イベントへの参加きっかけは興味や友達誘いが主で、広報強化が必要です。個人参加が多い中、親子や会社の仲間も存在し、これに合わせたアクティビティや料金体系の提案が求められています。満足度は一般的に高いが、低い満足度のケースもあり、具体的なフィードバックを収集してイベントの改善点を検討する余地があります。参加しやすい日時は土日祝の午前が好まれ、価格については1000円から3000円が適しています。希望する他のイベント内容は豆腐作りやそば打ちなど多様で、地元産の素材を活かす企画が好評です。これらの情報を踏まえ、今後のイベント企画や改善点の検討に活かしていただければと思います。







餅つき体験アンケート結果について


 大郷粕川を元気にする協議会では、伝統的な日本の食文化を次世代に継承し、地域経済を支援し、地域づくりに貢献するため、2023年12月16日(土)に「餅つき体験イベント」を開催した。
 本イベントの参加者を対象にアンケートを実施し、その結果を取りまとめました。

 

 アンケート結果から、参加者は主に友達に誘われて参加し、特に餅つき体験や食べ物の美味しさに満足していることがわかりました。また、平均的な価格希望は約2,167円であり、土日祝の午前が参加希望の主要な時間帯であることも明らかになりました。

 今後のイベント企画においては、これらの嗜好や優先事項を考慮することが重要。

 イベントは参加者全員が満足度の高いものでしたが、一部に待ち時間の有効活用や集客の方法、収益モデルに関する課題が見られました。これらの課題を解決するために、今後も改善に努めてまいります








実証活動「有機・無農薬野菜・農業体験研修」について


【はじめに】
 大郷粕川を元気にする協議会では地域の農業の将来方向として低コスト大規模農業を実践する土地利用型農業の新たな展開として大豆ミートの可能性にチャレンジする一方、エコロジー・フェアトレードをキーワードに新たな価値観を見出す集約的な農業の展開という農業の2極分化を意識しております。
 とくに後者の「エコロジー・フェアトレードを目指す集約的農業の展開」の実証活動が「有機・無農薬野菜・農業体験研修」として取り組むことにしております。タイトルがゴチャ混ぜになっているため分かりにくいと思いますので取組の内容を整理します。
 1点目は、有機無農薬農業の展開です。自然環境に負荷をかけず、持続的な農業生産を継続することができるためには、労力と時間をかけ、その分に見合った販売価格が維持されることが必要です。そのための新規就農者やフェアトレードの確保が課題となります。近年は、アレルギー体質や健康志向の消費者が多くみられ、食に関する安全・安心が注目されておりますので、生協や取組に賛同を頂ける販売ルートの協力を得ながらフェアトレードの仕組みを検討していこうとしております。
 2点目は、一般消費者に対して有機無農薬農業への理解を深め、自分でも作物を育てたいという方々を対象に農業体験研修に取り組んでいただくことです。さらにその講師として、地域に在住する高齢農業経験者に参加いただくことで生活のリズムができ、健康的な地域社会の発展にも寄与することにつながるのではないかと考えております。

(注)フェアトレード(Fair Trade)とは
 元々は、途上国の経済的社会的に弱い立場にある生産者と経済的社会的に強い立場にある先進国の消費者が対等な立場で行う貿易を指します。
 国内で考えた場合、生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にも優しい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていく必要があります。
 そのためには市場原理(競争)から離れて、生産者の希望販売価格(適正価格)で消費者側が継続的に購入する仕組みが求められています。ここではこのルールのことを「フェアトレード」と定義しております。


【令和4年度の活動内容】
①新規就農者座談会(2回)
②アンケート調査(2回)
③農業体験研修の実施
 




農業体験に関するアンケート調査結果について


アンケート調査は令和4 年11 ⽉26 ⽇及び27 ⽇に実施しました。
場所は⼤郷道の駅の構内の⼀⾓でタブレット⼊⼒もしくはスマホからQR コードでアクセスしていただき、111 件のデータが集計されました。
そのアンケート集計結果をお知らせします。
回答していただいた⽅の年齢構成ですが、40 歳代が21.6%、50 歳代が19.8%、60 歳代が22.5%、70 歳代が16.2%となっておりそのほかの年齢代が残りの約20%を占めております。
(40 歳未満、80 歳以上)性別では、⼥性が57.7%、男性が42.3%です。
以下に設問ごとの回答内容を⽰します。

 

 以上のアンケート調査から分かったことは、

➀多くの⽅が農業体験に関⼼があり、それは農業や⾷べ物に興味を持っているということ。
②農業体験を経験している⽅は⾃然環境を意識し、収穫をはじめ植え付けから⼀貫した農作業に興味を持っています。
③農業に関する農業機械の操作や施設への理解、農産加⼯への理解などに加え、地域に根差した歴史・⽂化、⼯芸など地域資源に関⼼を⽰しています。

 さらに、有機・無農薬野菜については、たまに⾷する(6 回以下/⽉)が最も多く、よく⾷する(10 回/⽉)前後と全く⾷べない割合が拮抗している。⾒た⽬が悪くても⾷したい、 価格抑制には⾏政の⽀援が必要といった意⾒が出ており、今後も増加して(⾷する)傾向がうかがえます。
以上